長崎県サッカー協会に医学委員会があり、長崎県のサッカー選手のスポーツ医学的な支援や指導者の方々への知識の普及などが行われています。
3年前(平成22年、2010年)に、サッカーにかかわるスポーツトレーナーの講習会が立ち上がり、私も内科の立場から、お話をさせていただいております。今回、1月31日に「アンチドーピングについて」というテーマで、トレーナーの先生方(整形外科、外科の先生、リハビリの先生方が中心)数十名を対象にお話をさせていただきました。
⇒私は、平成21年に、長崎県で初めて、国体選手(サッカー)のドーピング除外措置の申請にかかわらせていただきました。ドーピングに関する勉強をする機会がこれまでなかったので、長崎市でご開業されているいまむら整形外科の今村先生や諫早市でご開業されているコムタ整形外科の小無田先生にもご指導いただきながら、提出書類を作成させていただき、長崎県体育協会を通して、日本アンチドーピング機構(JADA)にどうにか書類を提出させていただきました。
⇒ドーピング問題は、オリンピックや世界選手権などの国際大会でメダルの剥奪などでニュースになることがありますが、国体レベルでもドーピング検査が行われるようになり、検査件数も増えています。
⇒長崎の「がんばらんば国体」も近づいてきており、スポーツ関係者のドーピングに関する知識の普及と実践はたいへん大事になってくると思われます。
⇒JADAのホームページで、毎年1月1日に禁止物質のリストなどの更新が行われますので、毎年禁止物質の変更がないか確認していく必要があります。
⇒今年(平成25年、2013年)から、長崎のサッカーチーム「ヴィファーレン長崎」がJ2に昇格しましたので、私も微力ながら、選手の健康相談、喘息などの呼吸器疾患に関する相談、アンチドーピングなどについて、チームドクターを支えていきたいと思います。