鼻汁、鼻閉がある患者さんが初診されました。

⇒アレルギー性鼻炎はありますが、吸気時間を測定してみると、正常の半分ぐらいに短縮していました。

⇒階段や坂道で息切れがしませんか?と尋ねましたら、息切れがしますが、体重が多いためかと思っていましたとのこと。

⇒喘息(気管支喘息)があるかもということで、呼気ガス分析(呼気中の一酸化窒素濃度を測定:好酸球性炎症(喘息の病態)の指標の1つ)を行いましたところ、好酸球性炎症の所見が得られました。

⇒咳、痰、喘鳴なく、日常生活で息切れもないと思っていた患者さんは、喘息と診断され、驚いていました。

⇒階段坂道で息切れを感じる方は、「体重のせい」、「年のせい」と考える前に吸気時間を測定してみましょう!!