2022年3月にまさき内科呼吸器クリニックに呼吸リハビリテーション科が新設され、4月から保険診療で、呼吸リハビリテーションが行えるようになりました。

息切れを生じる病気はたくさんありますが、坂や階段で息切れを感じる方は、呼吸リハビリテーションを行う必要があるかどうか、まず、検査をしてみましょう。

貧血もなく、心臓にも問題がないのに、坂や階段で息切れを感じる方は、呼吸器の病気のために息切れを感じている場合があります。

本年4月以降、20名を超える方が、呼吸リハビリテーションを開始致しました。

呼吸リハビリテーションは、患者さんが息切れをなぜ生じているのかを、呼気NO検査(呼気中の一酸化窒素濃度)、呼吸機能検査(どれだけ吸えるか、どれだけはけるかを調べる検査、肺年齢測定)、呼吸抵抗検査(肺の膨らみにくさ、吸いにくさ、吐きにくさを調べる検査)、6分間歩行試験(6分間の間に何メートル歩けるか、低酸素血症はないか、心臓への負担はないかなどを調べる検査)、動脈血液ガス検査(低酸素血症はないか?、炭酸ガスがたまっていないかを調べる検査)を行って、呼吸リハビリテーションが必要な方にどのような呼吸リハビリテーションを行っていくかを理学療法士の森先生とよく相談して、個別に考えております。

呼吸リハビリテーション科は、森先生が毎日対応いたしますが、週に1回は、長崎大学准教授の田中貴子先生に来ていただき、ご指導いただくことで、より質の高い呼吸リハビリテーションを目指しております。さらに5月からは、有本先生にも週に2回来ていただけるようになり、益々活気が出てきました。

今後ともよろしくお願いいたします。