食中毒~細菌の感染でおこる場合(1)~
「食あたり」(食中毒)が起こりやすい季節となってきました!
今回、ばい菌(細菌)がからむ食中毒について、知識を整理してみましょう!
細菌による食中毒は、細菌の毒素によっておこる毒素型と細菌がヒトに感染しておこる感染型に分けると分かりやすいです!
☆感染型 -食物に付着した細菌が感染してヒトの体内で増えることでおこります!
⇒細菌がヒトの体内で増えるのに時間がかかりますので、食べてすぐおこることはありません!!
★腸炎ビブリオ
⇒夏期の未加熱魚介類、刺身、シラス等。
⇒発生ピークは6-10月。
★サルモネラ属菌
⇒ 鶏卵、鳥肉
⇒とくに夏期の自家製マヨネーズ、アイスクリーム
★カンピロバクター
⇒ 牛・豚・鶏肉、鶏卵、生乳、牛刺し、レバ刺し。
⇒生でたべた場合や調理加熱が不十分な場合におこります!!
⇒潜伏期間が2~7日と長いです
★病原性大腸菌
⇒原因食品の推定が難しいことがあります
⇒病原性がつよい大腸菌でおこります
★リステリア属菌
⇒食肉加工食品、生乳製品
⇒潜伏期間は平均すると数十時間といわれますが、幅があります!(数時間~数週間)