新型インフルエンザについて思うこと～新型インフルエンザといえる？～
今年もあと少しとなりました！
本年4月にメキシコ、アメリカに始まった豚インフルエンザ（新型インフルエンザ、2009AH1N1）が世界中に広がったのは皆さんご存知のとおりです
⇒これまでに情報がかなり収集され、いくつかの点が浮き彫りなってきましたので、今回、少し私見をのべてみます！
☆新型インフルエンザといえる？？
WHOが新型インフルエンザと公表したことで、新型インフルエンザと呼ぶようになりましたが、インフルエンザウイルスには亜型があり、H1N1ウイルス感染はスペインかぜ、ソ連かぜのときにすでに経験しています
ワクチン接種後の抗体（免疫、抵抗力）のでき方が、1回接種でも良好という結果は、新型インフルエンザらしくないところです！
⇒新型インフルエンザは、人類が1度も経験したことがない亜型ウイルスで起こるので、世界的な流行（パンデミック）を起こす
⇒ということは、新型インフルエンザでは、1回のワクチン接種で十分な抗体はできないので、2回接種が必要になるはずです
⇒今回の豚インフルエンザは、新型のインフルエンザウイルスによるインフルエンザといえますが、新型インフルエンザとよぶのは適切ではないのではないでしょうか？
⇒当クリニックのブログでは、今後も用語の混乱をさけるために、「新型インフルエンザ」もしくは2009AH1N1を使っていきたいと思います！
