COPD(シーオーピーディー、慢性閉塞性肺疾患)は、慢性の呼吸器病の1つで、タバコの煙が主な原因であることから、タバコ病と呼ぶ人もいる。
⇒これまで、日本では、COPDではなく、肺気腫、慢性気管支という病名が使われてきました。
⇒世界では、COPDで、約300万の方が亡くなられています。
⇒今後COPDは、10年間でさらに30%増加すると予測されています。
⇒厚生労働省の統計では、2005年に約1万4千人(全死亡数の1.3%)がCOPDにより死亡し、死亡原因の10位となっている。
⇒COPDは、進行性であり、喫煙により進行が加速される。症状としては、徐々に生じる体動時の息切れや慢性の咳、痰がみられますが、症状が乏しく見過ごしていることもよく見受けられます。
⇒COPDの患者さんでは、約30%程度に喘息の症状を合併することが知られています。
⇒COPDの予防は、まず禁煙です!
⇒COPDの治療薬(スピリーバ、レスピマット、オンブレス、アドエアなど)も保険で使えるようになっています!
⇒慢性の咳、痰、坂道での息切れなどありましたら、かかりつけ医もしくは呼吸器内科医に相談しましょう!