以前(2004年より前)、呆け(ボケ)が目立ってくると、痴呆症(ちほうしょう)という病名が使われていました。

⇒長生きをしている尊厳のある人に、痴呆という病名はふさわしくないのでは??ということがあり、厚生労働省の用語検討会で病名の再考が行われました。そして、2004年に「認知症」への言い換えを求める報告がまとめられました。その後、「痴呆」が廃止され「認知症」に置き換えられるようになり、2007年頃までにほぼ言い換えがなされたようです。

⇒認知症予防財団は、認知症予防のための10カ条を推奨しています!

⇒1)塩分と動物性脂肪を控えたバランスのよい食事を 2)適度に運動を行い足腰を丈夫に  3)深酒とタバコはやめて規則正しい生活を  4)生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満など)の予防・早期発見・治療を 5)転倒に気をつけよう 頭の打撲は認知症招く 6)興味と好奇心をもつように 7)考えをまとめて表現する習慣を 8)こまやかな気配りをしたよい付き合いを 9)いつも若々しくおしゃれ心を忘れずに 10)くよくよしないで明るい気分で生活を

⇒1)~4)は、食生活の見直し、適度な運動、禁煙、生活習慣病対策で、健康維持!ということですね!

⇒5)は、転倒したことによって、認知症が進むことがよくありますので、日ごろより転倒しないように気をくばり、運動をしましょうということですね!

⇒6)~10)は、頭に適度の刺激を与えることが、認知症の予防に大切ということですね!

⇒認知症は、身近な病気として、とらえられるようになり、NHKなどで、しばしば、特集がくまれているようです!

⇒本人は、認知症に気づいておらず、まわりの人(家族など)が気づくことが多いと思います。

⇒最近、物忘れの頻度が増えてきた、怒りっぽくなってきた、など、気になることがあれば、早目にかかりつけ医、心療内科、精神科、脳神経外科、神経内科に相談しましょう!