妊娠中の新型インフルエンザ~死亡率5%と高率~

☆米国疾病対策センター(CDC)が、妊娠中に新型インフルエンザを発病した788人について解析し、アメリカの雑誌(JAMA2010年4月21日号)で報告されました!

⇒妊娠中に2009年に流行した新型インフルエンザ(H1N1pdm)にかかった場合、「死亡率は5%と高率」とのことでした

⇒発病しても、2日以内に抗インフルエンザウイルス薬(タミフルなど)の服用を開始すると、重症化して入院する率や死亡率が大幅に下がることも判明しました!

⇒入院した妊婦さんの22.6%(病院入院509人中、ICU治療115人:約5人に1人)がICU(集中治療室)で治療されたそうです!

⇒死亡した妊婦さんは30人、5%と高率

⇒発病して5日以降に抗インフルエンザ薬を開始した方が、2日以内に比べICU入院となりやすい(6倍)!

*治療の遅れは重症化につながるということですね!

⇒関心が薄れているときは、診断が遅れないように、特に注意が必要ですね!!