RSウイルス感染症~乳幼児では呼吸不全も!~

 

RSウイルス感染症は、乳幼児が感染しやすいウイルスによる呼吸器系感染症ですが、今年は全国的に例年を上回る患者数が報告され、増加しています!

*RSウイルスが感染すると、多くは鼻水やせき、のどの痛みなどのかぜ症状がみられますが、乳幼児では重篤な肺炎や細気管支炎を引き起こし、急性呼吸不全をおこすこともあります。免疫ができにくいため、流行期に何度も感染する可能性もあります。ワクチンや抗ウイルス薬はなく、酸素吸入や点滴などの対症療法が中心となります。

⇒冬に流行しやすいウイルスとして知られていますが、今年は6月頃から都市部を中心に感染が広がり始めたました。新規患者数は10月中旬にいったん減少しましたが、再び増加しています!

⇒国立感染症研究所は、「感染の勢いはなくなってきましたが、もともと冬にピークを迎える感染症ですので、12月の動向が気になります」と心配しています。

⇒今後も注意すべき感染症の1つといえるでしょう!