サイモンとガーファンクル~スカボローフェアの歌詞の意味について~
★スカボローフェアの歌詞も興味深いですね。
Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary, and thyme
Remember me to one who lives there
She once was a true love of mine
スカボローの市(いち)に行くのかい?
それなら、そこに住む娘に
よろしくと伝えてくれないか
かつて、僕の恋人だった娘さ
⇒2行目のパセリ、セージ、ローズマリー、タイムは訳されていないこともありますが、何度も繰り返して、でてきます!
⇒現代人にはよく理解できませんが、時代的な背景もあるようです。
⇒パセリは今日まで消化の助けになり、苦味を消す
⇒セージは何千年もの耐久力の象徴
⇒ローズマリーは貞節、愛、思い出を象徴(現在でも英国や他のヨーロッパの国々では花嫁の髪にローズマリーの小枝を挿す慣習があるそうです。)
⇒タイムは度胸の象徴(歌が書かれた時代、騎士達は戦いに赴く際に楯(たて)にタイムの像を付けたそうです。)
⇒これらの4種のハーブにふれることで、二人の間の苦味を取り除く温和さ、互いの隔たった時間を辛抱強く待つ強さ、孤独の間彼を待つ貞節、出来ない仕事を果たす矛盾した度胸を具えた真の恋人、そして彼女がそれらをできた時に彼の元に戻ってくることを望んでいるといった意味もこめられていたようです。