A型インフルエンザは、流行のピークをすぎたようですが、まだ感染が広がっています。
⇒今後、B型が増えてくる可能性もあり、5月ごろまでは、注意が必要と思われます。
⇒今シーズンは、A型インフルエンザの診断がつく前に、咳き込みが目立つ方がおられました。咳き込んで2日ぐらいで受診し、A型が陽性になるというパターンです。咳き込み先行方熱がない場合もあり、インフルエンザ検査をしなかったら、見逃されたかもしれない方もおられました。
⇒咳き込んでいる方でインフルエンザの診断が遅れると、飛沫感染で感染が広がる可能性が高くなりますので、早目の診断が望まれますね。
冬は、風邪をひきやすい季節ですね。風邪は、ウイルス感染がかかわっていることが多いのですが、細菌感染の合併(黄色の鼻汁や黄色の痰)がなければ、3~5日でおさまっていきます。
⇒風邪症状(のどが痛い、鼻水がでるなど)が治まったけれども、咳だけが残るという方はおられませんか?夜間に咳き込んで目が覚めるという方はおられませんか?
⇒日中や夜間に咳き込みがみられる方は、もしかしたら、咳喘息の発作、もしくは、気管支喘息の発作をおこしているかもしれません。
⇒また、急いで動くと咳き込む、笑うと咳き込むなどの症状がある方は、末梢気道(細い気管支)が不安定な状態になっている可能性があります。
⇒季節は春に向かっていて、気温や気圧の変動も大きくなっています。冬から春の移行期(春先)は、風邪をひきやすい季節ともいえます。
⇒春先は、喘息が悪化しやすい時期でもあります。
⇒咳き込みが続く場合は、早目にかかりつけ医もしくは呼吸器内科医に相談しましょう!
長崎県サッカー協会に医学委員会があり、長崎県のサッカー選手のスポーツ医学的な支援や指導者の方々への知識の普及などが行われています。
3年前(平成22年、2010年)に、サッカーにかかわるスポーツトレーナーの講習会が立ち上がり、私も内科の立場から、お話をさせていただいております。今回、1月31日に「アンチドーピングについて」というテーマで、トレーナーの先生方(整形外科、外科の先生、リハビリの先生方が中心)数十名を対象にお話をさせていただきました。
⇒私は、平成21年に、長崎県で初めて、国体選手(サッカー)のドーピング除外措置の申請にかかわらせていただきました。ドーピングに関する勉強をする機会がこれまでなかったので、長崎市でご開業されているいまむら整形外科の今村先生や諫早市でご開業されているコムタ整形外科の小無田先生にもご指導いただきながら、提出書類を作成させていただき、長崎県体育協会を通して、日本アンチドーピング機構(JADA)にどうにか書類を提出させていただきました。
⇒ドーピング問題は、オリンピックや世界選手権などの国際大会でメダルの剥奪などでニュースになることがありますが、国体レベルでもドーピング検査が行われるようになり、検査件数も増えています。
⇒長崎の「がんばらんば国体」も近づいてきており、スポーツ関係者のドーピングに関する知識の普及と実践はたいへん大事になってくると思われます。
⇒JADAのホームページで、毎年1月1日に禁止物質のリストなどの更新が行われますので、毎年禁止物質の変更がないか確認していく必要があります。
⇒今年(平成25年、2013年)から、長崎のサッカーチーム「ヴィファーレン長崎」がJ2に昇格しましたので、私も微力ながら、選手の健康相談、喘息などの呼吸器疾患に関する相談、アンチドーピングなどについて、チームドクターを支えていきたいと思います。
Jリーグが開幕しましたが、長崎での開幕は、vファーレン長崎の開幕戦3月10日ですね!
⇒先日、vファーレン長崎の事務所でアンチドーピング講習会が開かれ、私も参加させていただきました!
⇒ドーピング問題は、いろいろなスポーツで問題になりますが、サッカー選手も当然対象となります!
⇒vファーレン長崎は、J2に昇格したことで、今シーズンからドーピング検査の対象となります。
⇒vファーレン長崎が、より社会的影響が強いクラブになったともいえるでしょう!
⇒3月10日のチケットも完売になっているようで、何よりです!
⇒毎試合チケットが完売になって、vファーレン長崎が益々強くなるよう応援いたします!