便潜血検査~大腸がんの簡便な検査として用いられています~
免疫学的便潜血検査は、便中に混入した血液(ヒトのヘモグロビンHb)を抗体を使って検出する方法です!
⇒大腸がんなどの悪性疾患があると出血を起こすので、便中の出血の有無を調べようというものです!
⇒通常、日をかえて2回分の検体(便)を提出していただき、検査します。
⇒2回のうち1回でも陽性(潜血あり)と判定された場合、注腸造影や大腸ファイバー(内視鏡検査)などの詳しい検査を行います。
⇒2回とも陰性の場合は、異常なしと判定されます!
⇒最近の研究では、初回陰性(Hb濃度が100ng/ml未満)と判定されても、ヘモグロビン濃度を活用して将来の大腸がん発症の危険度を低度、中等度、高度に分類できるという報告がなされたようです!(国立台湾大学 Hsiu-Hsi Chen博士ら)
⇒将来的には、便中のヘモグロビン濃度で結果を判断するようになっていくかもしれませんね、、。