百日咳(ひゃくにちぜき)~治療は?ワクチンは?~
近年は大学で百日咳の集団発生が確認されるなど、成人での長引く咳の原因として、マイコプラスマやクラミジアという細菌のほかに百日咳菌が近年注目されています!
⇒もともと乳幼児の病気として認識され、肺炎や脳症など重い合併症が起きることもあるため、乳幼児期にジフテリア、破傷風との3種混合ワクチンの接種がおこなわれています!
⇒成人では、小児のように吸気時に(息を吸うときに)ヒューっという音を伴う咳はみられないことが多いようです!
⇒百日ぜきの治療には、一般的によく使われるペニシリン、セフェムなどのβラクタム薬は無効です!
⇒マクロライド系の抗菌薬は百日咳菌に有効で、早めに内服すると症状を軽くし菌を排出する期間の短縮が期待できます!
⇒免疫を強めるには、ワクチンの追加接種が有効といわれています!
⇒感染を広げないためにマスクを着用するなど、せきエチケットを心掛けましょう!!
⇒咳が長引く方は、早めに相談しましょう!
☆百日ぜきは、夏に感染する方が多いため、今後増加するかもしれません!