昨年8月までで、9年間勤務させていただいた田上病院(副院長、内科部長兼任)を退職いたしました。
田上病院では、酸素療法や人工呼吸器を用いた酸素療法を行う慢性呼吸不全の患者さんが多数おられ、呼吸不全をお持ちの方の呼吸器リハビリテーションを積極的に推進しております。呼吸不全の患者さんはたばこを吸っていた方が多く、代表的な病気は肺気腫(別名:たばこ病ともよばれます)です。当クリニックでは、禁煙のご相談と指導(保険適用)を随時受け付けており、禁煙指導を通常3カ月コースで行っております。まず、呼気中の一酸化炭素濃度を測定し、禁煙補助薬として、貼付薬(ニコチネル)か内服薬(チャンピックス:スマステーションで取り上げられました)のどちらかを選択していただきます。これまでは禁煙ネットで当クリニックへ問い合わせをされる方が多いようですが、今後、ながさきプレスのホームページを見られた方が、ご両親、ご親戚の方に禁煙の補助薬が保険診療で活用できることを広めていただき、肺気腫(別名:たばこ病)や喘息などの慢性呼吸器病をお持ちの方が、禁煙にとりくまれることを期待しております。