妊娠中の病気と治療~薬の副作用が心配?~

妊娠中にかぜ症状(のどが痛い、鼻水がでる)、咳き込みなどの症状がある場合に、子供(胎児)への薬の副作用が心配です、大丈夫でしょうか?、できれば飲みたくありません、といった声を耳にします!

⇒お母さん(母親)の体調が悪いことの方が子供(胎児)を苦しめているという考え方を聞いたことがあるでしょうか?

⇒妊娠中のお母さんの状態をいい状態に保つためには、安全性の高い薬を適切に使用することが大切です!

⇒妊娠中の治療の考え方として、次のようなことが推奨されています!
● 薬剤はできるだけ少なくする。吸入薬は好ましい
● 喘息をしっかり治療し、胎児が低酸素にさらされないようにする
● 胎児の定期的な観察により胎児の評価を行う。
● 妊娠中は安全性の高い薬を使用する。
● 喘息の治療として、吸入ステロイド薬が第一選択。経口ステロイド薬は必要最小量とする。

⇒自分の判断で薬を調節するのはやめましょう!

⇒不安に思うことや疑問に思うことがありましたら、ひとりで悩まず、担当の先生、かかりつけ医に気軽に相談しましょう!!