COPD(シーオーピーディー、タバコ病)につきましては、以前、ブログでもふれさせていただきましたが、先月(8月18日)、長崎市民を対象として、COPD検診がはじまりました!COPDは、『健康日本21』において、今後、日本が取り組むべき重要な病気として取り上げられ、WHO(世界保健機関)も重要な死亡原因として注目していますが、まだまだ認知度が低いことが問題点としてあげられます。COPDの原因の約90%がタバコ(喫煙)ですので、タバコ病ともよばれています。COPDでは、空気の通り道(気道)や酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する場所(肺胞)に炎症(えんしょう)がおこり、咳、痰、坂道や階段での息切れなどの症状がみられますが、症状が乏しいことも多く、病気が進行してから受診されることが多いことも問題点といえます。COPD検診をより多くの方にご活用いただき、COPDの早期発見、早期治療、重症化防止を目指したいと思います。

⇒第1回COPD検診は、8月18日(日)午前10時~12時、長崎市民会館地下1階で行われました。検診を受けれられた34名のうち、約3割の方がさらに詳しい検査が必要と考えられ、精査(詳しい検査)をしている医療機関を紹介されました。

⇒NHK(九州版)、NBCのニュースでも取り上げていただきました。

⇒今後、月に1回は、COPD検診を午前10時~12時の受付で、長崎市民会館地下1階において行う予定です。

⇒第2回COPD検診は、9月22日(日)午前10時~12時、長崎市民会館地下1階で行われます。

⇒長崎市民で、40歳以上の方は喫煙の有無をとわず、受診できます。受診された方は、肺年齢測定(呼吸機能検査:肺活量検査)が無料で受けられます。すでに、医療機関でCOPDの治療を受けておられる方は受けられませんので、ご注意ください。予約はいりません。

⇒COPD検診の情報は、今後も長崎新聞情報コーナー、KTN週末ガイド、NBC週末ガイドでお知らせする予定です。気軽にお越しいただければ、ありがたいです。