『季節はずれ』のインフルエンザ~長崎県内でA型インフルエンザが確認されました!早期診断、早期治療が重症化防止に重要です!~
2010-2011シーズンのインフルエンザの流行が終わり、この冬にむけて、そろそろインフルエンザワクチンの接種を考えている方もおられると思います。
⇒今回、9月上旬に長崎県内でA型インフルエンザに感染した患者さんが確認されました!
⇒38~39℃の発熱と咽頭痛、鼻汁、くしゃみで始まっており、インフルエンザの迅速診断を患者さんが希望されなかったら、ウイルス感染による「かぜ症候群」として、インフルエンザは見逃されていたことでしょう
⇒報道でインフルエンザの流行が報じられていない時期(『季節はずれ』)でもインフルエンザ感染がおこりうるという認識をもっていただけるとありがたいです
⇒『季節はずれ』のインフルエンザの流行はこれまでも9月~10月に関西などで報道されたことがあります!
⇒長崎でも、平成17年9月中旬に時津町でA型インフルエンザが流行し、学級閉鎖まで行われたことがあります!
⇒本年4月以降季節性インフルエンザ扱いとなった新型インフルエンザ(H1N1pdm2009)は、早期診断、早期治療されないと重症化して死にいたることがありえます!
⇒今後、インフルエンザの感染頻度が高まる地域もあるかもしれませんので、『季節はずれのインフルエンザ』をみのがさないように注意を払って行きたいと思います!