タミフル処方~再診に限り電話で対応OK?~

9月24日、厚生労働省は「再診に限り、電話による診察のみで抗ウイルス薬の処方を認める」ことにしたようです!

⇒対象患者は、慢性疾患があり定期的にかかりつけ医の診断を受けている人と、過去に発熱などの症状があり、同じ医師の診察を受けたことがある人。いずれも医師が薬の投与に問題がないと判断することが条件となっています!

⇒イギリスで電話やインターネットで対応した事例を踏まえた混乱を避けるための措置といえますが、、。

⇒電話での状況確認(肺炎や脳症などの合併症がないかを問診で確かめること)、タミフル処方時の注意事項の説明などに時間を要しますので、クリニックのように医師が1人で対応している施設では、診療の分断がおこるでしょう!

⇒処方せんは患者さんが希望する薬局に医師からファクスなどで送られることになるようです。

⇒薬局のファックス番号の確認作業も必要になりますので、件数が増えると受付事務の渋滞も予想されます!

⇒このシステムは、感染者との接触が避けられる利点はありますが、、、。

⇒問診で合併症の見落としがないか?、タミフルによる副作用が生じた場合に十分な事前の説明がなされたか?、診療や受け付け事務作業の分断、新型インフルエンザ以外の患者さんの待ち時間がのびる、などの問題点も含んでいます!

⇒新型インフルエンザ以外の患者さんのご理解とご協力が必要となるでしょう!