インフルエンザワクチン~ちょっと早いですが、、。2011-2012シーズンに向けて~

厚生労働省の「インフルエンザワクチン需要検討会」(座長:庵原俊昭・国立病院機構三重病院院長)が7月29日開催され、2011年度シーズン(2011-2012シーズン)のインフルエンザワクチンの供給は需要を上回る見通しであることが確認されました。

⇒2011年度の需要は、2526万本から2788万本の範囲と推定されるそうです。

⇒現在、13歳未満の小児に関して、接種量の増量が検討されていますが、増量されたとしても、最大で約420万本の増加と見込まれています。

⇒一方、ワクチンメーカーの製造量は、最大で約2960万本とのことですので、2011-2012シーズンは、在庫調整が確実に行われれば、国産のワクチンで対応できるということになりますね、、。

⇒最終的な需要見込みは、小児への接種量変更の議論を踏まえて、決定されるでしょう!

⇒適正なワクチンの流通のためには、医薬品卸や医療機関が過剰な在庫を抱えない(シーズン終了後の大量の返品がない)ように協力しあうことが必要でしょう。

*世代別の接種率の予測は、1歳未満17.4%、1~6歳未満86.7%、6~13歳未満69.8%、13~65歳未満26.5%、65歳以上61.0%だそうです。

**小児の接種量について:現在、小児については、3歳未満は0.25mL、3~13歳未満には0.5mLをそれぞれ2回接種する方法への変更が検討されています(これまでは、1歳未満は0.1mL、1~6歳は0.2mL、6~13歳は0.3mLでした。