季節性インフルエンザワクチン~新型インフルエンザの感染率低下、重症化の防止に有効かも?~

新型インフルエンザウイルスに対して、季節性インフルエンザワクチンが有効かもしれない?という報告がメキシコからなされました!

⇒新型インフルエンザウイルス(2009A/H1N1)に対して、2008~2009年の季節性インフルエンザワクチン(Aソ連型、A香港型、B型の3価不活化ワクチン)が限定的ではあるが一定の有効性を示すとのことです!

⇒これまで、季節性インフルエンザワクチンは新型インフルエンザウイルス2009AH1N1に対して、ほとんど抗体がないか、あるいは、まったくないと考えられていた!

⇒2009年3~5月の間に、メキシコ市の専門病院で新型インフルエンザA/H1N1が確認された60例と、他の疾患(インフルエンザ様疾患と肺炎は除外)の罹患者180例について、調査が行われました

⇒季節性インフルエンザワクチン接種者は新型感染率が低く(有効率73%)、ワクチン接種の新型感染例に死亡例がないこと、特に重症例に対する効果が期待されることが確認されたとのことです!!