日本感染症学会総会(京都)に参加し、京都大学iPS研究所所長でノーベル賞受賞者の山中先生のご講演を聴くことができました。

⇒米国に留学した際、VWが重要ということを学ばれた。Vは、Vision(ビジョン、なぜこの研究をするのかという明確な目標)、Wは、hard work(一生懸命仕事をすること)で、研究は、明確なビジョンをもって、とりくまないと行けない!との教えでした。VWを学んだことが、後に帰国して優秀な研究者が集まることにつながり、iPS細胞の発見につながっていったということでした。l

⇒VWを教えてくれた先生は、VW(フォルクスワーゲン)の車に乗られていた、というこぼれ話もまじえながら、苦労話を楽しく話されました。

⇒細胞の初期化に必要なチャンネルを欧米の学者は1つと想定していたそうですが、山中先生は、複雑なヒトの細胞では、複数のチャンネルがかかわっていると想定して、4つのチャンネルがかかわっていることを発見するにいたったとのことでした。

⇒今後、再生医療、難病の解析、新薬の開発により一層の力をそそいでいかれるとのことで、医学、医療の進歩に大きな貢献をされると思います。